seri
セリ
せりthe stage elevator traps
INSTANT ANSWER一撃回答
舞台の床の一部を切り抜き、俳優や大道具を載せて上下させる機構。上げるのを「せり上げ」、下げるのを「せり下げ」と呼ぶ。
セリは、舞台の床の一部を切り抜き、俳優や大道具を載せたまま上下させる舞台機構である。上げることを「せり上げ」、下げることを「せり下げ」と呼ぶとされる。廻り舞台の中央には大道具ごと動かせる「大ゼリ」があり、建物の一階の場面から屋根の上の場面へ移るような、大胆な転換を可能にする。
客席寄りには俳優の出入りに使われる小ゼリもあり、地の底から現れるような登場そのものが見せ場になる。花道の七三に設けられた小型のセリは、特に「すっぽん」と呼ばれる。
セリの醍醐味をひと目で味わえる舞台として名高いのが、『楼門五三桐』の「山門」の場である。石川五右衛門が煙管を手に「絶景かな、絶景かな」と見得を切る南禅寺の山門が、大ゼリによって楼閣ごとゆっくりとせり上がり、満開の桜と朱塗りの楼門が一幅の絵となって客席に迫る。
セリもまた、特定の家に属さない歌舞伎全体の共有機構である。十三代目團十郎が舞台を勤める歌舞伎座にも大小のセリが備わり、大道具とともに、場面が変わる瞬間の呼吸を支えている。
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SOURCES
出典・監修
- 執筆
- D-13編集部
- 監修
- 監修確認中
- 公開日
- 2026年8月15日(土)
- 最終更新日
- 2026年8月16日(日)