歌舞伎D-13

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見得

みえthe dramatic frozen pose

INSTANT ANSWER一撃回答

感情と力が頂点に達した瞬間、役者が動きを止めて決める様式的なポーズ。ツケの音とともに、舞台が一枚の絵として完成する。

見得は、ドラマの感情が最高潮に達した瞬間、役者がぐっと動きを止め、首を回して目を見開き、彫像のように決まる演技である。ツケの「バッタリ」という音が重なり、舞台全体が一枚の絵として完成する。映画のクローズアップにも例えられる、歌舞伎ならではの強調表現だ。

『暫』の元禄見得、『鳴神』の柱巻きの見得など、演目や役に結びついた型が数多く伝わる。観客が屋号の掛け声を送る絶好の瞬間でもあり、劇場の呼吸がひとつになる。

一つの演目に、いくつもの見得が仕組まれていることもある。『勧進帳』では、弁慶・富樫・義経の三人で決める「天地人の見得」、勧進帳を読み終えた弁慶が不動明王さながらに決める「不動の見得」、山伏問答の後の「元禄見得」、さらに「石投げの見得」と、見得の連続が緊迫の場面を刻んでいく。見得を目印に舞台を追うだけでも、初めての観劇はぐっと面白くなる。

「見得を切る」という言い回しは、そのまま日常の日本語にもなった。ことさらに自分を誇示する態度をとることを「見得を切る」、自信たっぷりに大げさな言動をとることを「大見得を切る」と言う。舞台の外でも、歌舞伎の身振りは言葉の中に生きている。

市川宗家(成田屋・市川團十郎家)には、見得と並んで両目を寄せてきっと見込む「にらみ」が特別な芸として伝わる。團十郎ににらまれると邪気が払われ、一年間無病息災ともいわれ、襲名披露など節目の舞台で披露されてきた。

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本人による解説

市川團十郎が語る歌舞伎の”見得” | 生き方の美学

2025年6月15日(日)

歌舞伎の「見得」の意味と種類、生き方の美学としての見得を團十郎が解説。

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KABUKU. / 市川團十郎。

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市川團十郎が語る歌舞伎の”見得” | 生き方の美学

2025年6月15日(日)

見得の意味と種類を、生き方の美学として語る回。止まることがなぜ強さになるのかが分かります。

SOURCES

出典・監修

執筆
D-13編集部
公開日
2026年8月15日(土)
最終更新日
2026年8月16日(日)