歌舞伎D-13

hitomakumi-seki / makumi

一幕見席

ひとまくみせき(まくみ)single-act seats at the Kabukiza

INSTANT ANSWER一撃回答

歌舞伎座4階に設けられた、好きな一幕だけを選んで観られる席。手頃な料金で、歌舞伎を気軽に体験できる入口として親しまれる。

一幕見席(幕見)は、東京・歌舞伎座の4階に設けられた席で、公演全体ではなく、好きな一幕だけを選んで観劇できる。専用の入口から入場し、料金も手頃なため、「まずは一幕だけ」という気軽な観劇を可能にしている。

好きな場面をふらりと観に行けるこの仕組みは、江戸以来の芝居見物の自由な楽しみ方を今に伝えるものともいわれる。近年はリニューアルを経て再開され、事前販売と当日販売を組み合わせた運用が案内されている。詳細は歌舞伎座の公式案内で確認したい。

幕見席は、掛け声の文化とも縁が深い。「成田屋!」と屋号を呼ぶ大向うの掛け手たちは、伝統的に3階席や幕見席のあたりから声を掛けるとされ、劇場が認めた掛け声の会の会員には木戸御免(無料での入場)が許されてきたともいわれる。舞台から最も遠い席は、最も芝居に通じた耳の集まる場所でもあった。

一幕見席は劇場の仕組みを指す、歌舞伎全体の言葉である。初めての観客が團十郎の舞台の一幕にふと出会える場所でもあり、D-13でも観劇の第一歩としてこの席を紹介していく。

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